あなたがイメージするネイティブ英語って一体どんな英語?

ネイティブ神話に囚われがちな私たち日本人。
以前にも、ネイティブ発音は英語が中級レベルになってからでも遅くないという記事を書きました。
まだ読んだことがないという方は、こちらからご覧ください。

ネイティブ神話にいますぐ「さようなら」を告げましょう!

 

文法の正確さ、ネイティブ発音よりも大切なこと

今回は、とても興味深いYouTubeを見つけたのでご紹介します。

この英語もネイティブ英語?

Hapa英会話JunさんのYouTubeチャンネルに、AtsueigoのAtsuさんがゲストとして出演している動画です。
Junさんは日本人のお母さんとアメリカ人のお父さんを持つロサンジェルス出身の先生で、話す英語はアメリカ英語。一方、Atsuさんはオーストラリア在住の会計士さんで、日常的にオーストラリア英語に触れることが多い生活をされています。
おふたりとも、英語学習に役立つYouTube動画をたくさんアップしているので、ぜひチェックしてみてくださいね!

こちらの動画は、アメリカ英語を話すJunさんが、オーストラリア訛りの英語をどのくらい理解できるかというもの。
まずは、こてこてに訛っているオージーのインタビュー動画を観てみてください。
インタビューは、2:00から始まります。

オーストラリアのアクセント、どのくらい聞きとれましたか?

「Aussiest Interview Ever」と称されるこちらの動画を観て、どのくらい彼の英語が聞きとれましたか?
アメリカ人のJunさんは、40%ほどしか聞き取れなかったと言っています。
彼の話すスピードも速いですし、アクセントも強いので、かなり聞きとりにくかったのではないでしょうか?

オーストラリアの英語は、元々イギリス英語ですが、もう少しラフな英語というか、略語が多いように感じます。
Thank youを単にTaと表現したり、a cup of teaをcuppaと言ったり。

動画の中でもでてきましたが、undies=underwear(下着)などは、イギリスでも使われる単語。
オーストラリアでは、単語を略してieを後ろにつけることが多いですね。

例えば、

  • Aussie=Australian(オーストラリア人)
  • brekkie=breakfast(朝ごはん)
  • barbie=barbecue(バーベキュー)
  • tellie=television(テレビ)
  • sockies=socks(靴下)

日本の学校教育では習わないですが、これもネイティブ英語です。
オーストラリア人全員が、彼のように強いアクセントで話すわけではありません。
しかしながら、ネイティブ英語といっても、世界には異なる種類のネイティブ英語が存在しているということを多くの人に知ってもらいたいと思っています。

英語をグローバルな言語としてみた場合

特に、Junさんがお話されている14:15からは、ぜひ観ていただきたいです。
アメリカ英語=ネイティブ英語と思いがちな私たち日本人ですが、今や英語はグローバルな言語として世界中で話されています。
英語は、言葉の異なる国の方たちとコミュニケーションを取るときに欠かせない言語という位置づけになってきています。

英語が流暢な方でも、強いアクセントを持っていることもあります。
自分の国のアクセントを誇りに思っている方もいます。

通じないというのは困りますが、アクセントを気にしすぎて、外国人と英語で話すことを躊躇してしまうようでは、せっかくの言語学習が活かされなくなってしまいます。
その前にたとえ少しくらいアクセントがある英語でも、まずは自分が目指している場面で外国人と英語での意思疎通ができるように、そして自分の意見をしっかりと伝えられるように基盤を作っていきましょう。

英語でのコミュニケーションが十分に取れる中級レベルになったときに、自分の好きなアクセントを練習して、より磨きをかけていけばいいと思います。

実際にいろんな英語が存在することを肌で体験する

ヨーロッパには、さまざまな英語が混在しています。
英語をネイティブとしている人、私たちのように外国語として英語を学んだ人、本当にいろいろなアクセントの英語が話されています。
しかし話に聞いているだけでは、あまりよくわからないと感じるかもしれません。

そんな方は、実際にヨーロッパで英語を学んでみることをおすすめします。
短期間でも、グローバルな環境に身を置くことで、「今や英語を話すことは特別なことではない」ことを実感してみてください!

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