英語の苦手意識をなくしたい…英語苦手意識を克服するための4つの習慣

英語の苦手意識が抜けない…
英語の苦手意識をなくしたい…
英語に対して苦手意識がありすぎて困っている…

英語を学習する上で、英語への苦手意識が邪魔をしていると感じる方、ぜひご覧ください。

英語の苦手意識をなくしたい…

日本人が英語に苦手意識を持つ理由

受け身教育と謙遜文化による自己表現力の低さ

学校教育の中で、先生の話を必死にノートに書き、静かな環境で授業を受けてきた私たち。
発言することが重要視されている欧米とは、教育のスタイルが異なります。
教室内で、さまざまな意見が飛び交う機会も少なく、発言する際も、周りからどう見られるかを気にしがちです。
謙遜文化の裏側にある、集団意識も強く影響しているのではないでしょうか。

出る杭は打たれる。「他と違う」ということに対して、違和感を覚えた経験はありませんか?
周りと違うことへの恐れや、発言力を養ってこなかったことによる自己表現力の低さが、外国人を前に自分の意見を言う場で支障をきたしていることも少なくありません。

「英語は短期間で習得できるという」宣伝による思い込み

楽器やスポーツと同様に、言語の習得には日々の訓練が欠かせません。
音楽を聞くだけで楽器を上手に奏でることができるのでしょうか?スポーツを観戦するだけで、筋肉が鍛えられ、スポーツ万能になるのでしょうか?

英語も同じ。
ただ単に英語を聞いているだけで、英語が話せるようになると思いますか?
もちろん英語の音やリズムに耳が慣れてくることはあります。
しかし楽器やスポーツ同様、何度も何度も繰り返し練習(学習)することによって、瞬発力も鍛えられ、スムーズに口から出てくるようになるのです。
「聞くだけでペラペラになる!」「短期間で簡単にマスターできる!」などの宣伝文句が拍車をかけ、英語は訓練ならずして、簡単に習得できると思い込んでしまっている傾向にあるようです。

ネイティブ神話にとらわれすぎて、英語に対してのハードルを上げている

英語=ネイティブのように話さなければならないと思っていませんか?
英語初心者がネイティブにこだわるのは、ピアノを習い始めた人が基礎的な練習をしないで、プロの音色を奏でようとしているようなもの。
そのうえ、アメリカ、イギリスなどのネイティブ話者の数は、実は世界中で英語を話す人口の中で見るとほんの一握りなんです。

最初は日本人訛りの英語でも、まずは外国人とコミュニケーションを取るということを目標にし、意思疎通ができれば良しとするくらいの心がまえでいたほうがいいでしょう。
中級以上のレベルに達してから、自分の好きな英語アクセントを習得し、英語に磨きをかけていっても遅くはありません。
ネイティブ神話にとらわれすぎて、英語学習自体のハードルを必要以上に上げているように感じます。
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ネイティブ神話にいますぐ「さようなら」を告げましょう!

自己肯定感の低さが影響するコミュニケーション能力

子ども時代、親や学校の先生にしょっちゅう褒められていましたか?それとも「なんでこんなこともできないの?」とよく怒られていましたか?
いい点を取ったと思ってテストを見せても「○○ちゃんは高得点取ったのに」と常に誰かと比べられてり、「残念、100点取れなかったんだね」と努力を認めてもらえなかったり。

そんな小さな「ダメ出し」の積み重ねにより、私たちは気づかないうちに自分を受け入れることができなくなっている場合もあるんです。
自分を認め受け入れることができないと、相手を認め受け入れることもできず、コミュニケーションを取ることが難しくなってしまいます。
英会話はコミュニケーションがあってこそ成り立ちます。
そんな自己肯定感の低さが、心地よい会話のキャッチボールを妨げる要因になっていることもあります。

間違いのない完璧な英語を求めすぎている

学校での文法問題があるとします。She ~like chocolate. (彼女はチョコレートが嫌いです)
~に入るのは、もちろんdoesn’t。She don’t like chocolate. だと不正解です。
しかし会話をする際には、She don’t like chocolate. と言ったからといってまったく通じないわけではありません。
don’tなのか、doesn’tなのかと考えて、結局言葉がでなく、黙り込んでしまってはどうしようもないですよね。会話に興味がないのかな、意見を持ってない人なのかなと相手に思われてしまう可能性もあります。
don’tかdoesn‘tどちらが正しいのかを迷っているので、少し待ってあげようとは誰も察してくれません。しかも悩んでいる間に、周りの会話はどんどん進んでいってしまいます。
目の前にいる人たちと仲良くなりたいのに、話をしたいのに、細かい文法を気にしすぎて交流できないようではとても残念です。

学校での英語学習は、正解か不正解で採点されることが多いのが現状。
それゆえに、試験で良い点を取るために、間違いのない完璧な英語を追い求めるようになったのではないでしょうか。
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文法の正確さ、ネイティブ発音よりも大切なこと

英語苦手意識を克服するために4つの習慣を作る

私たちの学校で習う英語のレベルは決して低いものではありません。
中学、高校と6年間学んできた英語でも、知識としては十分な量を学習してきました。
どちらかというと、足りていないのはメンタル的な部分。
英語力と一緒に、メンタル面を鍛えることも重要なポイントになってきます。

1. 童心を思い出し疑問を持つことを忘れずに、自問自答を習慣づける

外国人と話していると、「あなたはどう思う?」「なぜそう思うの?」と聞かれることが多いのですが、返事に困ったことはありませんか?
なぜって言われても、「なんとなく」とか、「みんなもそう思ってるから」とかしか思い浮かばなかったり…
私たちは、自分自身に問いかけることを長い間忘れてしまっているんです。そして、いざ自分の意見を言おうと思っても、人の目を気にしたり、一体自分の意見がなんなのかすらわからなかったりすることがあります。

私の住んでいるドイツでは学校でも家庭でも、小さな頃から、「なぜ?」と問うことを習慣づけています。
「なぜ?」と問うことで、そのあと、どのようにすればよいのかにつながっていくからです。
そしてこれは訓練によって、戻ってきます。子どもの頃、私たちもたくさん質問していたと思います。その感覚を思い出して、疑問を持つことを心がけていきましょう。
ドイツ生まれの理論物理学者アインシュタインも言っています。“The important thing is not to stop questioning.” 大切なのは疑問を持ち続けること。

日本ではレストランに行ったら無料でお水やおしぼりがでてくる、エレベーターで閉めるボタンがある。でも、一旦海外にでるとそれは当たり前ではありません。
世界にはさまざまな常識が存在するのです。

「どうしてこんな風になっているのかな?」「こうなったらどうなんだろう?」と、子どもにかえったように、なぜそう思うのか、疑問を持つ習慣を付けてみてください
それを繰り返すことで、ものごとを多方面から見ることができるようになったり、柔軟に違う考え方を持つ人を受け入れることができるようになっていきます。

2. 夜寝る前に3分だけ考える時間を取る習慣を作っていく

  1. どんな1日だったかを振り返る
    まずは、今日なにをしたのかを考えるきっかけを作ります。
  2. 一番心に残ったことを考える
    良いことでも、悪いことでも、なにか印象に残ったことがあるはずです。
  3. 2の心に残ったことは、なぜ一番印象深かったのかを考える
    ただ単に楽しかった、悔しかった、面白かった、だけでなく、なぜ楽しかったのか?何が自分を悔しくさせたのか?なぜ面白いと感じたのか?と掘り下げていくことが大切です。
  4. 翌日のターゲットをひとつ決める
    明日の到着を楽しみに待てるだけでなく、頭の中でプランを考えることで、ゴールに向かって行動しやすくなります。

長い日記をダラダラと書くよりも、コアな部分をよく考えて、できるだけ短く簡潔に書く。今までお休みしていた脳の部分を活性化させ、考える力を養うだけでなく、記憶力もアップしていくこと間違いなしです!

3. イメージを大切にしながら、訳さず英語をアウトプットする習慣をつける

自分の周りを見回してください。身の回りにあるものの英単語は、学生時代に習ってきたものが多いはずです。
しかし、単語を知っていると、単語を実際に使える、は別の話。
とにかく目に入ってくるものから、すべて英語で口に出す練習をしてみてください。
「What’s this?」「It’s a book.」というような感じで、始めていきましょう。

退屈で、地道な取り組みに見えますが、何度も何度も繰り返していくうちに、「え~っと、本は英語でなんだっけ?」と考えなくても、本をイメージした瞬間に「It’s a book.」と口から出てくるようになります
「できた!」という小さな小さな成功体験の積み重ねが、英語に対しての自信へとつながっていきます
それができるようになったら、次は自分の行動を英語で言う練習へと移していくといいでしょう。

4. Keep It Simple! 難しく考える習慣を手放していく

英語を使ってコミュニケーションをしていく際、一番大切なのは相手に伝えること。
日本人同士では相手の気持ちを汲み取ることができる場合が多いですが、外国人とコミュニケーションする時には、きちんと伝えることが必要になってきます。
これは文化の違いでもありますので、口に出して表現していかないと、理解してもらうのは難しいんです。
そして伝える際にも、くどくどと話をしても伝わりにくく、簡潔に自分の気持ちや意見をいうことが大事になります。

初心者の方は、まず短い文で表現することを心がけていくといいでしょう。慣れてきたら、その文にだんだんと色をつけていく感じ。
最初はしっかりとした骨組みを作ることが先決です。

英語は文の先頭に主語が来ることがほとんど。そうでない場合もありますが、まず最初に主語+動詞という基本文法から覚えていきましょう。
日本語では省略されることもありますが、英語では、主語は欠かせないものですので注意が必要です。
「私」を主語として、家の中での自分の行動を実況中継してみましょう。
必ず動作をしながら、文を口に出していってみてください。頭の中で考えるだけでは、いつまでたっても話せるようにはなりません。
動きとアウトプットを同時に行うことで、体で覚えていくことができます。わからない単語がでてきたら、すぐに調べて、口に出す。

難しい表現はいりません!シンプルに、中学英語で習った単語を使えば大丈夫。
ビジネスの場でも、kissの法則、“keep it short and simple”という言葉が用いられています。
回りくどく、結局何を伝えたかったのかわからない複雑な文章よりも、簡潔で、短く、自分の考えや意見を述べたほうが良く伝わります
ぜひ、家の中で自分の行動や動作をくまなく実況中継できるように練習してみてくださいね。

おすすめ

動画を観ながら、英語苦手意識を克服していく方法

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まとめ

英語を学習している中で、苦手意識が邪魔をして前に進めなくなってしまうと感じたとき。
英語学習に失敗したっと諦める前に、上記の4つの習慣を作り、まず苦手意識を克服してみてください。
その上で、再度英語学習に取り組めば、必ず英語上達のスピードが違ってくると思います。
どれも簡単な方法ですので、騙されてと思って、ぜひ試してみてくださいね!

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